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<<   作成日時 : 2008/09/06 22:32   >>

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ネットのニュースにこんな記事があった。

「ママ悪くない」放置死で懲役

<幼児放置死>母親に懲役6年判決 さいたま地裁
(毎日新聞 - 09月03日 11:21)


 さいたま地裁は3日、幼児3人を住宅に約10日間置き去りにし、2歳の次男を死亡させたなどとして保護責任者遺棄致死傷罪に問われた埼玉県三郷市早稲田、無職、島村恵美被告(30)に、懲役6年(求刑・懲役8年)を言い渡した。中谷雄二郎裁判長は「親としての自覚や愛情に欠け、人間性にも疑問を抱かせる。あまりにも冷酷で非人道的だ」と述べた。

 判決によると、島村被告は3月3日ごろから約10日間、間借りしていた三郷市内の祖父母宅の一室に、次男健太ちゃんと双子である長女と、長男(6)を十分な食事を与えずに放置。このうち、健太ちゃんを栄養不足や脱水症により死なせ、長女にも10日ほどの入院が必要なけがを負わせた。

 弁護側は「家族や内縁の夫らが子育てに協力してくれず、孤独感を深める中で育児放棄してしまった」と主張していた。

 8月の初公判で検察側が読み上げた長男の供述調書によると、長男は「ママからきちんと面倒をみろと言われたのに、僕がお菓子を食べさせなかった。本当に僕が全部悪い。ママは悪くない。ママに会いたい」などと話し、島村被告をかばっていたという。【小泉大士】

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画像

是枝監督の映画「誰も知らない」を彷彿とさせる事件。
映画も、東京都で実際に起きた事件が元になっているらしい。
実際に自分が母親になってみると、周囲の無関心に孤独感を深めるこの母親の気持が、わからないではない。
どんなきっかけで母親が出て行ったのだろうかと想像する。

もしかしたら、よくある話なのかも知れない。

私も一年前までは家に居て、子供と二人っきりの時間をずいぶん長く過ごした。周囲からは幸福にしか見えない
この時間も、時々は、世界に自分と娘が二人きりで取り残されてしまったという、深い孤独感に陥った。
それがしんどかったこともあって、今は、保育所に娘を預けて仕事をし、その間は別々の時間が流れている。

先日も仕事が終わり迎えに行くと、あたりは暗くなり始めていた。

急いで保育所につくと、娘はブロックで作ったベッドに布団をかけて寝て口をあけ、友達の診察を受けている。
「あさこちゃんに、むしばをなおしてもらったの、ママもなおしてもらったほうがいいよ」
大丈夫だよ。ママの歯は、差し歯だから、虫歯にならないんだよ〜。

娘は、私の手を引っ張って、自分の下駄箱へ連れて行くと、ビニール袋いっぱいのどんぐりを自慢げに見せてくれた。「おさとうをいれて 煮ようね」「ぐりとぐら」のせりふを真似ている。
この間は、赤いおしろいばなを絞って水に色をつけた「色みず」を見せてくれた。
もう、変色しきって、ド紫色になっていたけれど。

ドングリを集める時間。色水が変色していく時間。

私がいない間にも、娘にはちゃんと時間が流れている。
荷物をまとめて外に出ると、沈みかけた太陽が、入道雲をオレンジ色に染めていた。

「かき氷のオレンジあじだね。おまつりたのしかったね〜」

はなればなれの時間を,、ぐっと手繰り寄せるこの瞬間の愛おしさ。

今回の事件の6歳の少年も、もしかしたら、「絶対にいつか帰ってくる」と信じて待ってたのじゃないかな。
裏切られたことが残念でならないし、一生背負っていく少年のトラウマを思うと胸が痛い。



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